1930s German Double Breasted Leather Aviator Jacket

1930年代頃にドイツで着用されていた、ダブルブレスト仕様のアヴィエイタージャケットのご紹介です。

アヴィエイター(Aviator)とは日本語で｢飛行士」の意。

第二次大戦以前、1930年代に欧州で隆盛を極めた美しいダブルのボタン配列によるアヴィエイタースタイルのレザージャケットは当店でも特に熱を入れて提案させて頂いている(寧ろ勝手に熱が入る)、いわゆる<Motorcycle Jacket>の起源となった銘品に御座います。

ロッカーズやパンクなどの所謂「ワル」の反骨精神の表れとしてのライダースジャケットそれ以前。ファッションとしてのレザージャケットそれ以前。

製品の耐久性を試す際にジャケットを着せたマネキンをトラックの後ろで引き摺り、その丈夫さをアピールしたという逸話もあるように、移動による危険性が遥かに高かった時代に作られたレザージャケットにはやはり本物の迫力、気魄が宿ります。

首元にかけて美しく配列されたダブルブレスト仕様の前合わせ。

フロントから脇下にまで走る八の字スラッシュジップ。

意匠の効いた編み込みのレザーエポレット。

美しく立体的なフィッティングを実現する巧みなテーラリング。

当ジャケットの大成から現在に至るまでさまざまなブランドのデザインソースとなってきたモデルでは御座いますが、やはりオリジナルの存在感、圧倒的な迫力には叶いようも御座いません。

年代を考慮してもボディの状態は頗る良好。
90年近くの時を経て尚、この艶感、素晴らしいシボ感を放つ革質はやはりヨーロッパの最高品質のレザー生地にしか成し得ない芸当です。

フロント中央ジップ、左腕リブにはチェンジジップが付属し、動作は可能ですが右ジップが破損しております。それ自体を当ジャケットが歩んだ“歴史”として楽しんで楽しんでいただける方、古いものに理解のある方にのみご検討をお勧め致します。

サイズはメンズのジャストLくらいに該当するかと。
小さ過ぎず、大き過ぎることもなく、当時の着用者よろしくスマートなフィッティングで愉しんでいただけるサイズ感です。

ヨーロッパのテーラー文化と実用性を求めた結果必然的に派生した機能美とのマリアージュは、どれほど時代が過ぎようとも色褪せることのない、謂わば “完成されたクラシック”

現行の製品や新品の製品では、決して味わう事のできない雰囲気が魅力の一着。一生モノのレザージャケットをお探しの方、時代の潮流に流されることのない”本物”をお求めの方、貴方様の日常にスパイスを加える特別なワードローブとして、是非ともこの機会に。


[サイズ]
肩幅:44cm
身幅:54cm
着丈:57cm
袖丈:60cm

着用モデル
175cm
64kg

＊こちらはused品でございます。新品をお求めの方、完璧なお品をお求めの方は購入をお控えください。